2024年04月18日
種籾(たねもみ)の塩水選(えんすいせん)と温湯消毒 そして浸種♫
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奄美大島は本州より約一か月早く田植え作業をします
理由はいろいろありますが台風が頻繁に来る
9月前に収穫をしたいというのが
一番の理由だと思います((o(^∇^)o))
3月~4月
奄美大島では種籾の塩水選がおこなわれます。
中身の詰まった良い種籾(たねもみ)を選ぶために塩水につけます
そのことを「塩水選(えんすいせん)」と言います
塩水選は、明治時代に開発された方法で、良質な種籾の選別が簡単にできる方法で
当時、収穫量が一割も増えたと言われています。
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種籾についているヒゲのような芒(のぎ)を除去します。
芒があると、種まき機に引っかかるなどして、ムラができてしまいます。
脱芒機(だつぼうき)を使って芒を除去します

奄美稲作保存会は「だつぼう君」を使ってます
少量の場合は種籾用のネットに入れた状態で、手袋をして揉むだけで除去できます。
バケツに水を入れ、塩を混ぜていきます。
塩は普通の食塩です。ぐるぐる掻き混ぜます
水約20ℓに対し食塩約5㎏を溶かし、比重1.13の塩水を作ります。

一般的に、生卵を浮かべたときに卵の頭がのぞく程度といわれています
結構入れますw∑(゚Д゚)
「え~~こんなに入れるの?」って最初、ビビります
塩水を掻き混ぜて、浮き上がった籾を取り除きます。

かなりの量の籾が浮き上がってきます
ここでもビビります(笑)((((;゚Д゚)))))))
こんなに捨てるの??ってぐらい浮いてきますw
重い籾、中身の詰まった良い籾が底に沈むので。この底に沈んだ籾を種籾とします。

浮く籾が無くなると、今度は塩分を洗い流すために、真水できれいに種籾を洗います。
次に温湯消毒に移ります
温湯消毒は、種籾を湯にひたし、湯の熱で消毒する方法です。
約60℃の湯に10分ほどさらすことで、いもち病を始めとする病害を予防する効果が期待できます。
農薬を使う方もいますが
奄美稲作保存会は自然栽培の米作りをしています。
農薬を使用しない自然に優しい米作りです
温度が高すぎると発芽しにくく、温度が低すぎたり消毒時間が短いと、十分な消毒効果が得られない可能性があります。
塩水選から温湯消毒は迅速に行いましょう
温湯消毒の手順
1. 種籾を用意する
塩水選をして1時間以内の種籾を用意します。
↑ここ大事‼️
2. 種籾を湯にひたす
網袋に入れた種籾を60℃の湯に10分、または58℃の湯に15分ひたします。種籾がまんべんなく湯にひたるようにしましょう。
3. 水で冷却する
温湯処理が完了したら、速やかに水で冷却します。
↑ここも大事‼️

さぁ~~最後の種籾に水分を吸収させる浸種です、
水温×日数を積算温度と言います。
種籾の場合、発芽に必要な積算温度は100℃、水温が15℃であれば7日間、水温が12℃なら8日間が目安となります。
奄美大島は気温が高い時があるので浸種しすぎに気を付けましょう
少ない水だと種籾が酸欠状態になるのでたっぷりの水につけて
毎日、水を取り替えながら観察します (*≧∀≦*)

奄美大島は本州より約一か月早く田植え作業をします
理由はいろいろありますが台風が頻繁に来る
9月前に収穫をしたいというのが
一番の理由だと思います((o(^∇^)o))
3月~4月
奄美大島では種籾の塩水選がおこなわれます。
中身の詰まった良い種籾(たねもみ)を選ぶために塩水につけます
そのことを「塩水選(えんすいせん)」と言います
塩水選は、明治時代に開発された方法で、良質な種籾の選別が簡単にできる方法で
当時、収穫量が一割も増えたと言われています。
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種籾についているヒゲのような芒(のぎ)を除去します。
芒があると、種まき機に引っかかるなどして、ムラができてしまいます。
脱芒機(だつぼうき)を使って芒を除去します

奄美稲作保存会は「だつぼう君」を使ってます
少量の場合は種籾用のネットに入れた状態で、手袋をして揉むだけで除去できます。
バケツに水を入れ、塩を混ぜていきます。
塩は普通の食塩です。ぐるぐる掻き混ぜます
水約20ℓに対し食塩約5㎏を溶かし、比重1.13の塩水を作ります。

一般的に、生卵を浮かべたときに卵の頭がのぞく程度といわれています
結構入れますw∑(゚Д゚)
「え~~こんなに入れるの?」って最初、ビビります
塩水を掻き混ぜて、浮き上がった籾を取り除きます。

かなりの量の籾が浮き上がってきます
ここでもビビります(笑)((((;゚Д゚)))))))
こんなに捨てるの??ってぐらい浮いてきますw
重い籾、中身の詰まった良い籾が底に沈むので。この底に沈んだ籾を種籾とします。

浮く籾が無くなると、今度は塩分を洗い流すために、真水できれいに種籾を洗います。
次に温湯消毒に移ります
温湯消毒は、種籾を湯にひたし、湯の熱で消毒する方法です。
約60℃の湯に10分ほどさらすことで、いもち病を始めとする病害を予防する効果が期待できます。
農薬を使う方もいますが
奄美稲作保存会は自然栽培の米作りをしています。
農薬を使用しない自然に優しい米作りです
温度が高すぎると発芽しにくく、温度が低すぎたり消毒時間が短いと、十分な消毒効果が得られない可能性があります。
塩水選から温湯消毒は迅速に行いましょう
温湯消毒の手順
1. 種籾を用意する
塩水選をして1時間以内の種籾を用意します。
↑ここ大事‼️
2. 種籾を湯にひたす
網袋に入れた種籾を60℃の湯に10分、または58℃の湯に15分ひたします。種籾がまんべんなく湯にひたるようにしましょう。
3. 水で冷却する
温湯処理が完了したら、速やかに水で冷却します。
↑ここも大事‼️

さぁ~~最後の種籾に水分を吸収させる浸種です、
水温×日数を積算温度と言います。
種籾の場合、発芽に必要な積算温度は100℃、水温が15℃であれば7日間、水温が12℃なら8日間が目安となります。
奄美大島は気温が高い時があるので浸種しすぎに気を付けましょう
少ない水だと種籾が酸欠状態になるのでたっぷりの水につけて
毎日、水を取り替えながら観察します (*≧∀≦*)